運動によるエネルギー消費量が増すと、体重が減らなくなる
減量を目的として運動量を増やし、エネルギー
収支のバランスをマイナスにしていけば、
体重は減少していきます。
ただ、運動により消費量が増加することで、
体内ではエネルギー不足と判断され中性脂肪を
分解するホルモンの分泌量が減少します。
それにより、食欲を増大させエネルギー摂取量を
増やそうとしてしまいます。
その為、エネルギー収支のバランスがさほど
変わらず、体重が減りにくくなってしまうのです。
また、エネルギー収支のバランスだけでなく、
炭水化物の減少によっても反応が起こり、
食欲が増進するとも言われています。
(とくに運動習慣の少ない人は、
このような傾向に陥りやすくなります。)
しかし、適度な運動を実践していくことで、
運動中必要なエネルギー依存度が、炭水化物から
脂肪へと変更されていきます。
このようになると、運動後の食欲増進という
補償作用を受けにくくなる為、体に強いストレスを
感じず緩やかに体重が落ちていくことになります。
そして時間をかけて作った身体は、
健康的でリバウンドもしずらくなります。
ただし、
急いでダイエットをすると、その分のつけは
必ず返ってきます。
何年もかけてついてしまった脂肪を
数か月で落とすということ自体、からだには
相当なストレスがかかるということを
認識しておいてください。
最終的にはバランスのよい食事と適度な運動が、
皆様の日常生活であたり前な存在になって
いただきたいと思っています。
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